新しい寝台列車

SoLeiL2006-06-30

この春で寝台特急出雲がなくなって、代わりにサンライズ出雲に乗り継ぐルートができました。5年くらい前にサンライズができたとき、中の写真を見てうらやましく思ったので、私としてはこの変更はうれしかったりします。
そんな寝台列車なのですが、最近は飛行機を使うせいでちっとも使う機会がありませんでした。ですが、今回ちょうど朝早く東京に着かなければいけない用事があったので、前泊をせず寝台を使うことにしました。B寝台なので、ソロで、上の段です。
今回気付いた変わった点は、

  • 部屋が明るくきれいになった
  • 鍵のかかる個室になった
  • シャワーが使えるようになった
  • コンセントが付いた
  • 寝台の向きが進行方向に対して平行になった

でした。割と沢山ありますね。
乗り込んで最初に撮った写真を張ってますが、室内も、天井も、明るくなっています。上の段は荷物を置くスペースが少なくなっていますが、階段にも荷物を置けば前と変わらない感じでした。
また、部屋に鍵をかけられるようになったり、コンセントがあったり、シャワールームを使えたりと、いろいろなところが改善されています。中でも鍵をかけられるようになったことで、割と気軽に出歩いたりシャワーを浴びに行ったりできます。前の寝台はカーテンをマジックテープで止めるだけで安全性も何もあったものではなかったので、安心度合いが全然違いますね。
もちろん、コンセントが使えるのでPCを使った作業などができるのも大きいです。実際、ノートPCを起動してごそごそやっていました。でも、23時過ぎにサンライズに乗ることになるので、そのあとどれだけのあいだ使っていられるか微妙なところです。でも、ないよりはあった方がいいのは確かですね。

車両レポートはこれくらいにして乗り心地について書きますが、こっちもなかなかでした。
前は進行方向に対して直角にベッドが置かれていて、駅に着いたり出発したりするときに寝ていてもがくっと衝撃が来ていたものです。今回、新しい寝台の方向が揃っているせいか、前よりも気付きにくかった感じでした。もしかしたら、出発前に飲んだお酒のせいで、単にぐっすり寝ちゃったのかもしれませんけど。
でも、途中数回目が覚めましたが、すぐまた寝付いていたので出雲と比べて過ごしやすいんじゃないかと思いました。

とりあえず、東京に行くときは使ってもよさそうに思いました(鳥取に向かうときは、早朝5時頃に乗り換えしないといけないのであまり使いたくありません)。ただ、サンライズを使うと片道2万円ちょっとかかります。これだと、飛行機を使った場合とそれ程差がないので悩みどころです。帰りもJRにすれば、32,000円で往復できる企画乗車券があるのでまた話が変わりますが、新幹線を使って帰るとしても列車に乗っている時間が相当長くなるので、かなり疲れてしまいそうでした。
ということで、余裕があるときや、旅を楽しみたいときにはオススメですが、それ以外の時には悩んでしまう乗り物でした。