観劇

キャラメルボックスの春公演、『ミス・ダンデライオン』と『あした あなた あいたい』を観てきました。

演目は、『ミス・ダンデライオン』と『あした あなた あいたい』の2本立てです。
2本立てと言っても、普通よくある2時間くらいの演劇ではなくて、1時間の短いものなので、間の入れ替えも入れて全部で3時間ちょっとでした。

演劇前に時間があるから暇つぶしにネットカフェに入ったら、うっかりして時間がかなりおしてしまったとか、新宿駅東口からの道を間違えてちょっと大回りして入場が本当にギリギリになったりとか、はじまるまでにいろいろとミスをしてしまいました。
普段は観ている神戸ではギリギリでも何とか出来ますし、新宿はちょうど1月前にも来て歩き回ったので、安心して呑気に構えすぎました(汗)。
ただでさえとてもたくさんの立ち見が出て大変だったのに、更に混乱させて済みません > 劇場の方。

さて、内容はどうだったかというと…、クロノス・ジョウンターという過去へ向かうことしかできないタイムマシンを使った人たちのドラマでした。昨年末に上演された『クロノス』の続きに当たるお話です。

このクロノス、物質を過去に一時的に飛ばす機械です。未来には飛ばせません。過去にとどまらせることもできません
そして、過去に飛んだ物質は、出発地点よりももっと先の未来(年単位)へとはじき飛ばされてしまいます。
そんなリスクを負いながらも、過去へ飛ぶ主人公の過去と未来のお話です。

これ以上は多分ネタバレになるので追記形式にしておきます。
『ミス・ダンデライオン』と『あした あなた あいたい』。
昔亡くなった想い人を助けるために過去に飛ぶ主人公。
クロノスのデータ収集のために過去に飛んだ先で、出逢った相手に一目惚れするもう片方の主人公。
それぞれが必死になって、願いを叶える頃に不意に訪れる強制的な別離。そして戻された先は過去に戻った時点からは先の未来。

何度失敗しても可能性に縋って戦い続ける姿を描いていまた『クロノス』に対して、今回は1本1時間ということもあって、ご都合主義とも取られかねない進み具合で進んでいきます。&br;
多分そういうものとして、お話を楽しめばいいのでしょうね。

もちろん結末はそれぞれですが、私は『あした あなた あいたい』の方が好きですね。
発想の転換とそれを実現するだけの意志の強さ。見習いたいものですね。