ボローニャ国際絵本原画展

ここ5年くらい行っていなかったのですが、ちょうど大阪での観劇の予定と合ったので、早起きして行ってきました。
この原画展は、イタリアのボローニャで行われる児童図書の国際見本市に併せて開催された原画コンクールの入選作品を集めて開かれるものです。毎年国内数カ所で開かれますが、私が言ったのは一番近い西宮の大谷記念美術館でした。
行って初めて知ったのですが、この美術館で開かれる原画展は1978年に1回を迎えて以来25回目なのだそうです(途中震災の時などは開けなかったようです)。その為の特別な装いや展示もあって、以前とはまた違った展覧会になっていました。

絵本の原画ということで5枚一組の応募で、展示もほとんど5枚組。それぞれの絵にタイトルが付いています。なので、実際の絵と見比べながらストーリを想像したり、絵自体を眺めたり、技法を見たりと、いろいろな見方が出来ました。小難しいことはよく分からないので、絵そのものやストーリを見るのがほとんどでした。
中には完全CGや部分CGの作品もあって、かなり気になりました。選に入るだけあってCG、CGしていたものはありませんでしたが、こういう世界も変わりつつあることを実感しました。並べて飾ってある油彩やパステルなどのものと比べると、まだまだ険しい道のようでしたが、だんだんと増えていくのでしょうね。
ちなみに今年は可愛いネコの絵がたくさんあったので、ネコ科の私としてはとても満足でした。ただ、観劇前の合間を縫って寄ったのと、最終日が近かったせいか人が多く、ゆっくり見られなかったのが残念でした。

http://www9.ocn.ne.jp/~otanimus/exhibition/2005exhibition/05bologna/05bologna.html